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家の“劣化サイン”を見逃さない!セルフチェックの方法とは?

2025.09.29

家は「建てて終わり」ではなく、「建てたあと」が本番。
長く快適に暮らすためには、小さな劣化サインを早めに見つけて対応することがとても大切です。

しかし、「どこを、いつ、どうやってチェックすればいいの?」と不安な方も多いはず。
そこで今回は、ご自身でできる“家の劣化セルフチェック方法”をわかりやすく解説します。

1|外まわりのセルフチェック(外壁・屋根・雨樋)

家の外側は、日々、紫外線や風雨にさらされる最も劣化しやすい部分です。

チェックポイント

  • 外壁にヒビ・剥がれ・コケが出ていないか

  • 屋根のズレ・割れ・変色が見えないか(高所は無理せずプロへ)

  • 雨樋が詰まっていないか、傾いていないか

  • 軒下にシミやカビができていないか

チェック時期の目安

春(花粉や黄砂で外壁が汚れやすい)・秋(台風後の確認)がおすすめです。

2|室内のセルフチェック(壁・床・窓まわり)

家の中にも、「暮らしていると気づきにくい劣化サイン」が潜んでいます。

チェックポイント

  • 壁紙の浮き・剥がれ・黒ずみ(カビ)

  • フローリングのきしみ・反り・色ムラ

  • 窓枠の周辺に結露・カビ・変色が出ていないか

  • 扉の建てつけや開閉の違和感・傾きがないか

チェック時期の目安

冬(結露が起きやすい)、梅雨(湿気が増える)前後が特に重要です。

3|水まわりのセルフチェック(キッチン・浴室・トイレ)

水まわりは、家の中でも劣化のスピードが早い場所です。
小さな水漏れが原因で、内部が腐食しているケースも珍しくありません。

チェックポイント

  • シンク下や洗面台下の水漏れ・におい

  • 浴室の目地のカビ・割れ・シーリングの劣化

  • トイレ周辺の床の変色・軟らかさ(腐食のサイン)

  • 水栓金具の緩み・異音・水漏れなど

チェック時期の目安

定期的(2〜3ヶ月に1回程度)の点検がおすすめです。

4|給湯器・換気扇など設備のチェック

家の設備機器も“消耗品”です。10〜15年が寿命と言われるものも多く、突然の故障を防ぐためにもセルフチェックは欠かせません。

✅ チェックポイント

  • 給湯器の作動音が大きくなっていないか

  • 湯の温度が安定して出るか(ぬるい・熱すぎる等)

  • 換気扇の吸い込みが悪くなっていないか

  • リモコン表示にエラーコードや警告表示が出ていないか

5|家の“におい”も劣化サインのひとつ

実は、においも劣化の重要なサインです。
湿気・カビ・排水の逆流などが原因で、違和感を覚えるにおいが出ることも。

  • カビ臭い → 断熱材や壁内に水がまわっている可能性

  • 下水臭い → トラップの乾きや排水詰まりの恐れ

  • 焦げたにおい → コンセントやブレーカーの異常も疑う

違和感を覚えたらすぐに記録し、原因を探るか専門業者に相談しましょう。

まとめ|「気づける人」が、家を長持ちさせる

家の劣化は、突然壊れる前に必ず“小さなサイン”を出しています。
このサインに早めに気づき、適切に対処することで、「修繕」ではなく「予防」で済ませることができ、費用も手間も大きく抑えられます。

チェックのポイントをまとめると…

  • 季節の変わり目にセルフ点検する習慣をつける

  • におい・音・湿気・色の変化に敏感になる

  • 気になるサインは早めに写真を撮って記録しておく

  • 迷ったらすぐに地元工務店や点検業者に相談する

大切な住まいを長く、快適に。
まずは今日から5分のセルフチェックを始めてみませんか?