素材の良さが住まいを決める|埼玉県の注文住宅
        住まいをつくる上で「間取り」や「広さ」はもちろん大切ですが、もうひとつ見逃せないのが“素材”の選び方です。
なぜなら、床を歩く感触、壁に触れる指先、目に入る光の陰影──そのすべては素材の質感によって印象が決まるからです。
そして、自然に囲まれた埼玉県という地域性の中では、人工的なもので整えた空間よりも、“本物の素材”が持つぬくもりや風合いが、住む人の暮らしに心地よさを与えてくれます。
このコラムでは、注文住宅を建てる際にぜひ意識していただきたい「素材の良さ」について、その魅力と選び方のポイントをご紹介します。
1|無垢材がもたらす、触れてわかる“あたたかさ”
床材や建具に使用される無垢材(むくざい)は、合板やシートフローリングにはない自然な木の香りと肌触りが特徴です。
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冬でも素足で歩ける柔らかさ
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年月とともに深まる色味とツヤ(経年美化)
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空間全体をやわらかく包む木目の表情
 
特に埼玉のように夏は湿度が高く、冬は底冷えする内陸性気候では、調湿作用のある無垢材の効果は大きく、快適な室内環境を保つためにも最適な素材です。
2|漆喰・珪藻土などの壁材が生み出す“空気の質”
クロス仕上げが主流の現代住宅ですが、本物志向の注文住宅では「塗り壁」を選ぶ方も増えています。
特に、
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漆喰(しっくい):脱臭・調湿・抗菌性に優れ、白さが美しい
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珪藻土(けいそうど):自然素材の細かな孔が湿度を調整してくれる
 
といった素材は、空気がすっきりと澄んだ印象になり、化学物質によるにおいがほとんどありません。
アレルギー体質や小さなお子さまがいるご家庭にもおすすめです。
3|石材・タイルで“重厚感と品格”をプラスする
内装・外装ともに「石」や「タイル」を使うことで、空間に重厚感とラグジュアリーな印象が加わります。
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玄関や水まわりに大判タイルを使えば、ホテルライクな空間に
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外壁の一部に天然石をアクセント使いすれば、凛とした佇まいに
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キッチンカウンターや洗面台に天然素材の質感を加えることで、空間が引き締まる
 
素材そのものに表情があるからこそ、デザインはシンプルでも上質に見える──それが本物素材の力です。
4|素材の選び方は“ライフスタイル”と“地域”に合わせて
高級感・ナチュラル感・モダン・和テイストなど、家の印象は素材の組み合わせによって大きく変わります。
そして、埼玉県のように自然・都市・気候が調和している地域では、「自然素材 × 現代的な設計」のハイブリッド住宅がとてもよく合います。
例:
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外観はモダンに、内装は木と漆喰で落ち着きを
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家事動線は機能的に、素材はぬくもりあるものを
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デザインは引き算で、素材で魅せる
 
地域に根差した工務店であれば、気候・文化・街並みにも調和した素材選びのアドバイスが可能です。
5|“目に見えない快適さ”を素材でつくるという考え方
素材は、目に見える部分だけでなく、断熱材・サッシ・建具の裏側にも影響を与えます。
どれだけ間取りが良くても、どれだけ広さがあっても、素材の質が低ければ「住んでからの満足度」は得られません。
だからこそ、埼玉県で注文住宅を建てるなら──
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自然と調和する素材を
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使い捨てにならない素材を
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10年、20年後も“味わい”になる素材を
 
選ぶことが、愛着の持てる家づくりへの第一歩です。
まとめ|素材は“空気感”を決める
「この家、なんだか空気がきれい」
「無駄に飾っていないのに、なぜか上質に見える」
そんな印象を与える家には、選び抜かれた素材の力が宿っています。
間取りや設備だけでなく、「どんな素材に囲まれて暮らしたいか?」を考えることが、住まいの本質に近づく第一歩。
埼玉県で注文住宅をお考えの方は、“素材の良さから設計する家”という発想で、上質な暮らしを形にしてみませんか?




