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リビングから広がる、もうひとつの暮らし。

2025.07.25

1|リビングは家族の中心であり、“外”とつながる場所へ

家族が集まり、くつろぎ、日常の会話が自然と生まれるリビング。
家づくりにおいて、そこを中心に据える方が増えているのは、ごく自然な流れです。けれど、最近では「室内で完結しないリビング」を求める声が高まっています。

埼玉のように、敷地にある程度の余裕があり、気候もおだやかな地域では、リビングを“外”へと開く設計がしやすいのが特徴です。
窓を開ければ、その先に芝生の広がる庭──いわゆる「シバタスペース(芝×タイルやデッキのある庭)」があることで、リビングはもう一段、心地よさのレベルを引き上げてくれます。

休日の朝、コーヒー片手に庭へ出る。リビングの延長のようなウッドデッキでは、子どもがのびのびと遊び、ペットも気ままに走り回る。夜になれば、芝の先のテラスで家族団らんのひととき。こうした“内と外のあいだ”の空間があるだけで、暮らしの表情は一変します。

2|自然と調和する設計が、暮らしに深みを与える

リビングとシバタスペースがつながっているだけではなく、そこに“自然素材の調和”が加わることで、空間の心地よさは一層増します。

たとえば、室内には無垢材のフローリング。素足で歩くとほんのり暖かく、外の芝の緑とも自然につながるトーンを演出します。壁は漆喰や珪藻土を採用すれば、室内の湿度を調整しながら、光の加減で陰影が変化し、季節の移ろいとともに室内の空気感も変わっていきます。

埼玉のように寒暖差のある地域では、この“光と風の流れ”をうまく設計に取り入れることが大切です。大きな窓の配置や軒の出し方を工夫することで、夏の直射日光は防ぎ、冬の低い太陽光は奥まで取り込むといった、自然を味方にした住まいが実現できます。

庭側へとフラットにつながるリビングは、段差もストレスもありません。季節や天気に合わせて室内外を行き来できる自由さは、暮らしのリズムそのものをゆるやかに整えてくれるはずです。

3|変化する暮らしに寄り添う、もうひとつの居場所

「庭のある家は管理が大変なのでは?」という声もありますが、最近では芝のメンテナンスがしやすい品種の選択や、一部に人工芝を取り入れるなど、手間を軽減しながら“緑のある暮らし”を実現する方法が増えています。

また、シバタスペースは暮らしの変化に合わせてその役割を変えることができます。子どもが小さい頃は遊び場として、成長すれば食事やBBQの場として、さらに年を重ねれば、椅子を置いて読書や昼寝の場所として。リビングと庭がつながっているだけで、家の中に「もうひとつの居場所」が生まれるのです。

これはただの敷地の使い方ではなく、家族の関係性をやさしくつなぎ直す工夫でもあります。忙しい毎日のなかでも、芝の緑を眺めて深呼吸する時間があるだけで、家という空間が、もっと特別なものへと変わっていきます。

まとめ|シバタスペースがつくる、リビングからの新しい暮らし

リビングが“家の中心”であるなら、その先に広がる庭は“暮らしの余白”です。
埼玉という土地は、その余白を活かすのにぴったりな地域です。都心ほどの制約はなく、自然や光を感じる設計がしやすい。だからこそ、リビングから芝の庭につながる住まいは、無理のないかたちで、豊かな暮らしを実現してくれます。

庭とつながることで広がる家族の時間、変化に寄り添う住空間、そして日々を支えてくれる素材の温もり──。
あなたも、リビングからはじまる“もうひとつの暮らし”を、埼玉の家で叶えてみませんか。